満腹より満足

 

 

こんにちは、ROGERです。

 

慌ただしい冬期講座も無事に終わり、さっそく1月8日から3学期平常講座が始まりました。 学校の宿題は隅々までしっかりと終えて提出しましたか?  冬期講座はアッという間に終わりましたが、参加したメンバーは知識の棚卸しに全力で取り組みました。

 

ちなみに塾で使用しているテキストは一般の人は手に入れることの出来ない塾専用教材となっています。 良問が多い反面、数学などは特にそうですが「ここまでのレベルは必要ないな」と感じる問題も多い。 むしろ中途半端な知識しかない生徒は「は?何これ?」ってパニックになりそうな問題も少なからず存在するのです。

 

問題をたくさんやればどんどん成績が上がると思っている生徒・保護者・塾関係者がいるかもしれませんが、3年間ずっと学年1位のように本人の処理能力が相当高くない限り「適量」でないと確実に消化不良を起こします。

 

家族や友人と過ごす大切な時間が奪われ、しかもそれが自己成長に繋がらず、大根をおろすように自尊心が削られていく。 うん、完全なる悪循環。

 

 

 

 

2019年10月20日-12月29日で放送された木村拓哉主演の「グランメゾン★東京」は、ドラマの内容の面白さはもちろんのこと、自己成長に繋がるたくさんのヒントが隠されていました。 個人的にここ数年で観たドラマの中で1番面白かったかもしれません。

 

内容は至ってシンプルで、ワケあり料理人がミシュラン「三ツ星」を狙って奮闘する物語。 もちろん様々な人間関係が複雑に絡み合っていくのですが、様々な問題に対して色々なアプローチを仕掛けていく。 キムタク全盛期を知っている身としても、今でもキムタクは格好良いですね。

 

 

 

 

調理過程の演出が本当に凄く、おそらく視聴者の99.99%はヨダレを垂らしながら観ていたことでしょう。 視覚と聴覚だけでも本当に美味しそうで、僕も録画を観ながらヨダレが15ガロンくらいは出ていたと思います。 仕方なくじゃがりこなどを食してなんとか耐えしのぎましたが。

 

ところで、皆さんが思い描く最高級料理ってどんな感じですか? フレンチ・イタリアン・和食・その他、個人個人で思い描く最高級料理は異なると思いますが、おそらくほとんどの人に共通する項目があります。 それは1皿に創り出される料理のボリューム。

 

 

 

 

最高級料理ってこんなイメージじゃないですか? 大きめの皿にちょこんと料理がある感じ。 口の大きな僕なら1回で頬張りそうな量をちまちまちまちま(良い意味で)切って食べる。 もちろんコース料理をすべて終えても満腹には程遠いイメージ。

 

僕の中の最高級料理のイメージって「満腹」じゃなくて「満足」なんですよ。 舌で味わうというよりも五感をフルに使って味わい、「お腹が満たされる」というよりも「心が満たされる」といった感じ。 満腹になりたければ千円札を握りしめ、マクドナルドに行けば充分。

 

 

 

 

満腹には苦痛を伴う場合もありますが、満足には苦痛は伴いません。 そこが大きく違う。 ピンとこない人はマックに行ってチーズバーガーを20個食べてください。 そうすれば満腹には苦痛を伴うことが確認できるはずです。 ちなみに僕はポテトなら無限にいけます。

 

なんで急に終わってしまったキムタクのドラマの話をし始めたんだ?と思った人も少しずつ気付いてきたとは思いますが、実は皆が取り組んでいる勉強も料理と同じなのです。 質の良い問題をじっくりと満足するまで味わう。 それこそが本当に最高な贅沢だったりします。

 

 

 

 

僕はこれからも問題の厳選にチカラを注ぎます。 削いで削いで良質な部分を提供していきます。 もちろんスパイスがてら変な問題もさせますが、そのへんは緩急だと思ってついてきてください。 まぁいつも「このパターンでは出ないよ」とかの声掛けはしていますけどね。

 

3学期も楽しく効率良くいきましょう。 ではここからは日常ブログをどうぞ。

 

 

①お土産&お土産

 

 

 

スペインの実家への帰省のために冬期講座をお休みしていた中2の女の子がお土産として「塩バターどらやき」を買ってきてくれました。 ドラえもんなら泣いて喜びそうですが、塾長も泣いて喜んでいました。 僕も今度食べてみます。 本当にありがとうございます。

 

ちなみにスペインは嘘です、愛媛県です。

 

 

 

 

別の中2の女の子もフィンランドに帰省していたらしく、お土産に「白いブラックサンダー」を買ってきてくれました。 ブラックサンダーなのに白とはこれ如何に。 ブラックサンダー美味しいですよね。 食べるのが楽しみです。 本当にありがとうございます。

 

ちなみにフィンランドも嘘です、北海道です。

 

 

②瀬川文泉堂への多大なる感謝

 

 

 

皆さんは普段ハガキなどを投函するとき、どこのポストを利用していますか? 僕は普通ハガキや長3封筒(細長いやつ)は近くの浜田酒店前のポストにお世話になっているのですが、角2封筒(A4サイズ)は横幅が入りきらないため、瀬川文泉堂前の投函口が大きめのポストにお世話になっています。

 

先日、角2封筒を投函する機会があったので瀬川文泉堂にフェラーリ(エスティマハイブリッド)を乗り付けたのですが、何やら緑の紙が貼り出されていました。 よく見たら心なしか店先がサッパリと片付いています。

 

 

お客様各位

昭和五十六年の開店以来、長らくご愛顧いただき誠に有難うございました。今日まで店を続けてこられましたのも皆様のおかげと感謝しております。本日をもちまして閉店させていただきます。

 

 

青春時代にお世話になった瀬川文泉堂が閉店。 塾の月謝袋から僕のミニ四駆やコロコロミックなど、本当にお世話になりました。 小学校当時はミニ四駆が死ぬほど流行っていたのですが、走らせるための専用コースが高額で持っている人が少なく、それを見かねた瀬川のおばちゃんがお店の裏にコースを準備してくれたことは今でも忘れられません。

 

他にも「洋服がだらしないぞ!」とか「風邪をひかないようにせんと!」など、色々な声掛けをしてくれました。 まぁ僕と同世代の人たちはみんな瀬川のおばちゃんに怒られた経験があるはず。 その反面でドングリガムをおまけしてくれたり、何かと愛情を持って我々に接してくれました。 瀬川のおじちゃんはいつも優しかったですね。 おじちゃんもおばちゃんも古き良き桜ヶ丘の教育係。

 

瀬川のおじちゃん・おばちゃん、長い間本当にお疲れ様でした。 我々は本当に瀬川文泉堂が大好きでした。 近所で会ったらまた瀬川のおばちゃんに「前髪を切りなさい!」とか怒られちゃいそうですね。 むしろ昔みたいに怒って欲しい、切に怒られたいという願望。

 

 

③おもちゃからも学ぶ

 

 

 

小学生時代、クリスマス商戦のおもちゃ広告を見るのが楽しみで仕方がありませんでした。 今でもトイザらスなんかはクリスマス1ヶ月前から怒涛の広告ラッシュを仕掛けてきます。 広告費だけでとんでもない金額をかけていそうですよね。 それだけ儲けのチャンスなのですが。

 

正月が明けて約2週間ほど経ちますが、ヤマダ電機はいまだにおもちゃフェアと銘打った広告を出していました。

 

 

 

 

お年玉を使うチャンス!!と買い煽ってきます。 1円でも多く子供達から搾取するチャンスを伺っているのです。 資本主義社会なので当たり前。


我が家は昔から5000円まで使って良いというルールがあり、何に使うべきか本当に悩みました。 もちろん残りは全額貯金に回され、小5の北海道研修、小6の屋久島・種子島研修、中1の福島研修、中2のカナダホームステイなど、使うべきときにドカンと使いました。

 

 

 

 

もし僕が小学生の子供に買ってあげるとしたら、こういったゼンマイ仕掛けのおもちゃを買い与えると思います。 どのパーツが噛み合って動くのか、ボールの遠心力に耐え切れるのかなど、必然的に頭を使って観察することになるからです。

 

実際に僕自身も子供の頃にこういったおもちゃを買い与えられました。 今になって冷静に考えてみると、歯車の観察は数学の反比例に、ボールの動きは理科の力学的エネルギーや慣性の法則に繋がっていくのです。



 

 

塾長がそこまで意図して買い与えていたかは定かではありませんが、少なくとも自分の学力や発想力の向上に多大なる影響を与えてくれました。 いくら今のゲームが3Dになったとはいえ、あくまでもそれは平面上に投影した偽物の3Dであり、リアルな3Dには絶対に勝てない。

 

おもちゃを買い与えるのも親のセンスが問われます。 もちろん子供の意見を最大限に尊重すべきですが、未来への投資を意識するのも親の務めかもしれませんね。 まぁ僕が今の子供達と同じ立場だったらNintendo Switchを欲しがってトイザらスの床を這いずり回ると思います。 スプラトゥーンとかやってみたいですし。

 

 

④毎年恒例行事

 

 

 

かのイチローはメジャーリーグで10年連続200本安打という大偉業を達成しましたが、僕は10年以上連続で霧島神宮参拝をしています。 つまり実質的に僕はイチローよりも上(違う)

 

というわけで今年も霧島神宮へと足を運びました。 鹿児島市内はこの日が成人式でしたが、霧島市は既に成人式が終わっているため、参拝者は少ないはず。 ふふふ、そこまで計算しているとはさすが頭脳明晰な僕ですね。 名探偵コナンも腰を抜かす頭脳の持ち主。

 

 

 

 

霧島神宮に着いたら屋台が出ているほど人が多かったです。 頭脳明晰とはこれ如何に。 まぁ到着したのが15時半くらいだったので、ちょうど観光バスとかが帰る時間だったこともありますが。

 

 

 

 

我が子も砂利道や石段を頑張って歩いていました。 赤のとんがり帽が相変わらず好評ですれ違う人に「かわいい、かわいい」と言われて本人もご機嫌な感じでした。 僕も自分用のとんがり帽を購入してすれ違う人に褒められてみたいです。「なにあれキッショー!通報、通報」とか言われそうですが。

 

 

 

 

お賽銭はしっかりと1000円札を入れてきました。 これで今年も最高の1年になるはず。 庭を掘れば石油がドバドバ湧き出て、ロト7が毎週10億当たり、釣りをすれば1投目でマグロが釣れ、ゴルフは全ホールでホールインワン。

 

 

 

 

そんなことにはなりませんので、自分のチカラを最大限まで発揮して生き抜いていきましょう。 神頼みも大切ですが、それはやるべきことをしっかりとこなした人が最後にするべきこと。 やることやらんで神様に頼ったらあの例の杖みたいなやつで後頭部をフルスイングされますよ。


体調管理には最大限の注意を払っていきましょう。 ではまた次回のBLOGで!

 

 

 

鹿児島市桜ヶ丘2-29-7

TEL:099-265-2583

小川塾